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【『ノモンハン : 見下ろす神、地を這う神』 第五十七回 <『2ちゃんねる』応援>】 [ノモンハン考]

【『ノモンハン : 見下ろす神、地を這う神』 第五十七回 <『2ちゃんねる』応援>】

▼≪『2ちゃんねる』は必要!≫

なにやら、『2ちゃんねる』に不穏な包囲網が出来ているらしい。
閉鎖されるなんて言う噂がある。
昨日の午後2時にサーバーが他者の物になり、プツンと『2ちゃんねる』がなくなっちゃうなんて言われていた。
私如きは、何も出来ず、ただひたすらに、『2ちゃん』をクリックするのだ。
私は映画好きだが、いつも、映画のスレッドなんて見ることはない。
だが、何故か、「閉鎖」の噂があり、テンパッた私は、なにを見たいでもなくクリックを繰り返した。

[【闇の】地獄の黙示録【奥へ】 (456) - p2でキーワード抽出 - 懐かし洋画板@2ch 類似スレ]
を見ていた。
そしたら、面白いのだ。
その映画作品そっちのけで、いつの間にやら、【辻政信】のことが語られ始めるのだ・・・。
・・・辻政信・・・、ノモンハン事件の重要人物である・・・。

偶然にも覗いたスレッドに辻の名を発見し、私は狂喜乱舞し、「これだから『2ちゃんねる』はやめられない^^』と思った。

▼15 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/03(水) 16:24:08 ID:8LaVWgRF
 完全版観てあらためて傑作だと実感した。完全版の方が好き。
 完全版を以ってして、演出や映像スタイルの完成と調和を見た気がする。だって、切り刻むとコッポラ必ず失敗するんだもん。
 制作費足りなくなる程物量でグイグイ押し捲るこの迫力、CGじゃとっても無理。
 キルゴアの狂気はワルキューレの音楽と共に何度観ても興奮する。
 あ、「ワン・フロム・ザ・ハート」も傑作になり得る原石感じるだけに、何も引かない完全版作ってくれないかな?

 17 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 00:17:08 ID:2mRvWukM
 逆に混沌さが増してて興奮する。現場でのパラノイアな状況も伝説になってるだけに、それが更に画面に滲み出てる気がする。
 内容的なカオスとも相成って非常に興奮するな。一緒んなって川を進んでる錯覚に陥る位雰囲気のディープさに輪がかかってる。何度観ても出くわすシークエンスの数々が鮮烈に迫ってくる。全く総体化できない不可思議さが確実に深まってる。

 18 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 00:48:33 ID:ET3Ut5gq
 >>17は一体何が言いたいのかワケワカメだな

 19 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 05:32:25 ID:Sea+XVUP
 >>17は頭の中が混沌としてる模様

 20 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 10:55:06 ID:qFXSeURi
 この映画で好きなセリフは、民間の雑貨運搬船の全員銃殺のシーンで「弾(タマ)をガンガン撃ち込んで、後でバンドエイドをくれてやる それがアメリカの遣り方」と語るところ
 似たようなシーンとしては、「プライベートライアン」で、戦場で鉢合わせしたドイツとアメリカ軍が、怒鳴り合ううちにドイツ軍を全員銃殺
 部屋中血だらけの中でアメリカの衛生兵がさっさと治療する
 アメリカ映画みてると、武装していても民間人は撃つなとかの「ブラックホークダウン」
 女性子供老人を撃つな 負傷兵には最低の治療 捕虜の待遇にはジュネーブ条約の遵守とかまあ教科書どおりの対応でも実際はウヤムヤとか
 イラクのアズグレイブ収容所での虐待とかも ベトナム戦争中に北ベトナムのベトコンの女性容疑者に電気ショック与えて拷問してた記録映画もあったけど 結局アジア人とか有色人種に対する偏見とヘンな騎士道精神の現われ

 21 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 11:10:11 ID:klfqUPFR
 この映画ほど、音楽が効果的に使われている映画を他に知らない。
 冒頭の場面
 ヘリのプロペラ音に混じり「The End」のイントロが静かに始まる…。
 ジム・モリスンの ♪This is The End… の唄い出しと同時にナパームによって森が燃え上がる…。
 この場面だけでもう鳥肌モンじゃねえ?

 22 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 11:50:26 ID:gam0tNZC
 >>21
 小さい頃にテレビでこの映画見て、なんか冒頭の風景と音楽だけおぼろに記憶してて
 大きくなってからそれがまた見たくなってレンタルした
 子供心に強烈だったんだろうなと思う

 23 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 12:40:52 ID:2mRvWukM
 この映画、まだ企画段階だった時、コッポラはまだ無名だったルーカスやミリアス等
 当時の仲間共々海兵隊に志願して、実際の戦場でゲリラ的に撮影する事画策してたらしいね。「みすみす死にに行ってどうすんだ」ってアッとゆう間に話潰されたみたい。物凄いアイディア。

 24 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 13:35:40 ID:9DajZO3A
 公開版は「好きだけど映画としては……」という印象。
 完全版観てやっと「傑作だ!」と言えるようになった。
 でも、公開版の爆発エンディングは好きだった。

 29 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/05(金) 14:47:36 ID:UAhrWoj4
 ロケ地には当時、映画の撮影のために開拓された
 跡地がいくつもあって、住民がその跡地にすんでた。

 30 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/05(金) 17:22:01 ID:V00ZMUB7
 アポカリプス不動産が分譲いたしました

 31 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/05(金) 22:16:41 ID:a1yM7o/7
 ドアーズのモリソンってUCLAでコッポラの同級なんだってね
 んで父親がトンキン湾事件当時の米国海軍副指令官
 因縁深い世界だよな

 53 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/15(月) 01:21:46 ID:cq9OGdBc
 この映画のプレイメイト慰問シーンとベトコン村の空襲シーンは
 全戦争映画中の白眉だとおもうな
 音楽もハマりまくりだ

 57 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/15(月) 18:52:33 ID:dcYLbYEW
 わしゃ、特別完全版の方が良いと思ったよ。
 オリジナルは前半のスペクタクルシーンと後半の川登りのバランスがなんともぎこちない気がした。
 プレイメイト慰安シーンも、いたずらな見せ場のように思えていたのが、
 特別完全版で輪郭がハッキリしたように思う。
 それに何と言ってもベトナム戦争の当事者であるフランス人入植者を出すことでアメリカの空振り具合が鮮明になっていた。
 この空振り具合と、それに翻弄されて狂気に走ったカーツの対称により、やたらと思わせぶりだったラストに、浄化作用というか、幕切れのポイントできたと思う。

 71 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/18(木) 23:42:02 ID:E7ylIOoG
 やっぱコンラッド読まんといかんかね?
 原作の原作までとなると少々しんどいんじゃが。

 73 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/19(金) 00:53:58 ID:bRkg9QbP
 >>71
 俺、気が狂いそうになりました。
 「異邦人」以来の衝撃。

 74 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/19(金) 01:26:21 ID:7YHeMIGX
 そうか、オーソン・ウェルズもこれ読んで気が狂ったんだな

 75 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/19(金) 18:33:44 ID:eJCtLkA9
 人狂わす魔力あるみたいだね。コッポーラも狂っちゃタ。
 しかしブランドのように元々狂ってる人間には通用せんようだ。

 78 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/20(土) 05:53:38 ID:fmTJ+rEJ
 岩波版原作は訳が古すぎて読解が辛い。もともとコンラッドの原文は難解らしい。
 展開は概ね映画に沿った内容だったが、現住民により不法地帯と化した中継地(ドラン橋か?)の記述が冗長で疲れた。映画ほど派手さはないが、死に瀕したクルツ(カーツ)の描写は、デブランドのふてぶてしい演技と違い哀しいモノがあった。
 原作を読むと、いかにアレンジしたとはいえ俗の固まり(なんか始終果物みたいなん食ってたw)みたいなブランドの起用はミスキャスト、この映画最大の失敗だと思う。
 むしろRデュバルがカーツを演じた方が適役に思えた。

 84 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/21(日) 00:47:10 ID:qZ2gdQeR
 >79
 「人命は尊いが映画よりも軽い」とのことです。
 たしか、コッポラは噂によると勝新に「カーツ」をやらせようと考えていたこともあるそうだ
 もし、そうなったら
  →ベトコンどもを居合いで瞬殺
  →ついでに玉緒もついてきて
 「ウィラードはん、あんた偉い苦労なさいましたなあ、しかしうちの亭主を殺めるのにはもっと苦労なさいまっせ、ぐふふふふ」とかいいそう。

 86 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/21(日) 18:41:04 ID:jo/hrygN
 黙示録は最初の構想どおり、カーツ大佐はジーンハックマンが絶対良かった。
 ジーンハックマンならカーツのようなな軍人の経歴を十分演技できる
 ハックマンは実際に海兵隊出身だし、戦場の狂気を演じるのは上手だ。
 狂気の戦場でも海兵隊出身の片鱗は残ってる方がらしい。
 マーロンブランドはひねりすぎで
 軍人じゃなくてカンボジアの宗教指導者にみえる。
 あの軍団が本当に最強の戦闘力がある兵士たちと
 全然イメージわかない。
 あれじゃオウム真理教の信者みたいな変なイメージが残るよね。
 マックイーン配役以上に残念だ。

 87 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/21(日) 19:59:39 ID:QB+5IniU
 それならキルゴアをハックマンにやらして、デュバルをカーツに…って線はどうだろう?
 おれは、ブランドーは悪くないが、良くもないって評価。
  >カンボジアの宗教指導者
  >オウム真理教の信者みたいな変なイメージ
 それでいいんじゃないかと思うんだが。

 88 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/21(日) 20:05:19 ID:TlrTVjyP
 >>86は単なる軍ヲタ。この映画を語るにはふさわしくない。

 89 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/21(日) 20:47:52 ID:jo/hrygN
 >>88
 この映画は戦争映画じゃないの?
 なぜ軍オタではいけないのか。

 90 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/21(日) 20:51:16 ID:jo/hrygN
 基本的に、狂気の度合いはキルゴア=カーツだと思う。
 サーフィンにのめり込むのと、カンボジア人部隊にのめり込むのも狂ってる意味では同じ。

 91 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/21(日) 21:42:27 ID:QB+5IniU
 >>89
 88じゃないが。
 こう言っちゃ悪いが、軍ヲタが映画を語るとロクなことがないから…、だろうな。
 と言うか、少なくともこの映画は軍ヲタが語るべき映画ではないと思うよ。
 原作が第二次大戦を舞台にしてるところをベトナム戦争に置き換えている時点でけっこうな歪みが出ているらしいからね。
 なにしろカーツの軍団云々以前に、ベトナム戦争においてこの映画の主役である
 ウィラードのような存在がいたのか、さえかなり危ういでしょう?

 92 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/21(日) 21:59:44 ID:Ho9p9JH+
 ダスティンホフマンはロバート・デュバルのキルゴアがオスカー獲らないのはおかしいって言ってたね

 93 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 00:15:13 ID:J4sCPWep
 こういっちゃ悪いが、映画オタが文学語るとロクなことがないなwww
 Heart of Darkness は1899年の作品なんだから
 2次大戦が舞台なわけないでしょ。

 94 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 00:25:54 ID:PBM8ZBIy
 >>28 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/01/21(土) 20:46:08 ID:il3IPgqN
 確かジョセフ・コンラッドの小説「闇の奥」は北アフリカ戦線が舞台だったと思ったけど、これを映画化したコッポラの「地獄の黙示録」は舞台がベトナム戦線に変わっちゃったよね。やはり時代的に北アフリカ戦線ってもう遠い過去でリアリティなんて持たせようがないんだと思う。

 95 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 00:33:35 ID:J4sCPWep
 だいたいコンラッド自身が1934年に死んでんだから 2次大戦なんか関係ないって。

 96 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 01:01:12 ID:p7xPUZol
 立花隆によるとカーツ軍団のモデルというのはカンボジアの山岳民族に工作していたCIA部隊というのがあってそれが元ネタだそうな
 カーツが暴走する設定は、あのマッカーサー元帥の暴走をダブらせてるらしい
 ウィラードは、単に映画の為の設定と思うけど
 コンラッドの原作は読んだ事ないからよくわからない

 97 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 06:34:09 ID:oZDhMks8
 >>91
  > ベトナム戦争においてこの映画の主役である
  > ウィラードのような存在がいたのか、さえかなり危ういでしょう?
 現実と映画を比べては馬鹿の一つ覚えで「現実と違う!」と言い立てるのが軍ヲタのいちばんダメなとこなんだけどな・・・

▼98 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 07:02:52 ID:3pyNzyPG
 >>96
 カーツ軍団のモデルは多分、CIAの「ラオス」の山岳民族への工作だったと思う。
 史実のCIA工作カンボジアじゃなくラオスだったと思う。
 そして、そうすると旧軍の大本営作戦参謀の辻正信がラオス工作でベトナム戦争を一挙解決しようとした史実とかぶる。
 旧軍の「作戦の神様」の存在がここで出て来る。興味深い
 カーツのモデルだったCIA局員が映画のように狂っていたのかどうかは知らない。
 しかし、ベトナム戦争の真の解決のための工作として正解の一つだった優秀な作戦の可能性もあるのだ。

 99 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 07:12:06 ID:3pyNzyPG
 そして、朝鮮戦争のときのマッカーサーはそんなに暴走してないと思うけどね。
 アメリカ人一般に大ショックだったとしたら、彼らのアジアの無知に驚きだ。
 単に北朝鮮の中国人民軍に蒋介石の協力を仰いだだけでしょ、マッカーサーは。
 満州に原爆云々は噂の類だ。

 100 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 07:22:20 ID:oZDhMks8
 辻はゴミだろ。奴の無定見な大陸介入が日本を敗戦へ引きずりこんだ。
 ラオス工作で停戦? どうやって?
 それに、マッカーサーが噂に基づいて解任されたとでも言いたいのか?
 おかしな人が出てきたな。暑くなってくるとこれだから。

 101 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 07:28:02 ID:3pyNzyPG
 >>100
 辻がゴミなのかはともかく、辻正信がラオス工作したのは事実だ。
 成否の可能性は知らない。
 そして米軍のナパームとヘリボーンをつかった「サーチアンドデストロイ作戦」(キルゴアの作戦)がそれほどベトナム戦争で有効に機能しなかったのも事実だ。
 >>100はマッカーサーの解任後の上院公聴会を読んでくれ。
 元帥は一度も満州への原爆攻撃など口にしてないぞ。

 102 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 07:40:48 ID:3pyNzyPG
 カーツ大佐のような米軍将校の現場にとって最も不満だったのは、米軍「だけ」が戦場をベトナムに限定されていたという事だ。
 ベトコンはどんどん隣国のカンボジアやラオスから越境攻撃するのに米軍は国境を越えることができなかった。
 だから、ベトナム戦争の解決は結局はカンボジアやラオスを政治工作や不正規戦で挽回するしか方法が無いと考えた。
 そんな米軍将校がいても軍事合理性はあったと思う。
 それは北朝鮮軍がメインランドチャイナから越境攻撃していた朝鮮戦争ともかぶる。
 マッカーサー元帥が蒋介石にメインランドチャイナをなんとかしようとしてみても別に暴走でもなんでもない。マッカーサーにしてみれば当然の作戦だったと思う。

 103 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 07:42:59 ID:oZDhMks8
 サーチアンドデストロイのことはぜんぜん聞いてないんだけど、何か頭の中で声がしているとか?
 上院公聴会の証言記録が歴史のすべてなら世話はないのだけれどね。
 なぜそうやっきになってマッカーサーを擁護する?
 見当違いの論を述べるのは勝手だが、やりすぎると贔屓の引き倒しになるぞ。

 104 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 07:48:12 ID:3pyNzyPG

 朝鮮戦争の場合は北朝鮮軍=北朝鮮側についた中国共産軍のことだけどね。

 105 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 07:50:02 ID:oZDhMks8
 102の言う軍事合理性を拡大解釈すれば、最終的には中国を敵に回すことになる。
 マッカーサーは朝鮮戦争で同じことをやって懲りたはずなのに、ぜんぜん経験から学んでいないことが明らかになった。大日本帝国がやった中国侵攻の二の舞だよ。
 それが恐いから米国議会はマッカーサーを首にした。それが当然の処置だった。

 106 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 07:51:27 ID:3pyNzyPG
 地獄の黙示録の真のテーマは
 サーチアンドデストロイ作戦で狂う=キルゴア
 カンボジア内不正規戦で狂う=カーツ
 結局は、アメリカ軍がベトナム戦争にどんな角度からのめり込んでも狂ってしまう
 袋小路の戦争だったということじゃないのかな。

 107 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 07:56:19 ID:oZDhMks8
 まあ、どんなテーマを映画から読み取るかは個人の勝手なんだが、ベトナム戦争にとらわれると大事なものを見失うと思うよ。もっと普遍的なことを述べてる映画だからね。

 108 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 07:57:13 ID:3pyNzyPG
 >>105のような考えがアメリカ政府の中心的な考えだったから、確かにマッカーサーは首になった。それは事実。
 でもアジアの戦争はアジアのルールがあった。
 マッカーサーもしかしたらカーツも気づき始めていた。
 もしかしたら皇軍兵士のシナでの戦いの価値を最後は気づいた可能性すらあった。それが惜しいと思うのだ。
 実際に元帥は解任後に、「大東亜戦争は自衛戦争」とまで言って日本の過去を全面擁護し始めたのもそういう背景が基礎があったと、そう深読みもできてしまうのだ。

 109 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 08:05:33 ID:3pyNzyPG
 そう考えれば、(深読みだが)
 カーツの住んでた兵舎に妙に日本の調度品が並んでいたのは偶然だろうか。
 カーツ大佐が殺されないでマッカーサー同様に解任されて議会証言すればマッカーサー同様に「大東亜戦争は自衛戦争」と報告するかもしれない。
 アジアの戦争を最も体現していた成功例は旧日本軍だったかもしれない。 大戦を超えたアジア共産主義の危険性を更に追求する作品に仕上がったら面白かったのに、とこんな深読みをついしてしまう、(w

 110 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 22:09:27 ID:FMMDd1Xn
 しかし>>91ってどうしようもないな。

 111 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 22:24:52 ID:I3cAQNJU
 コンラッド原作の「闇の奥」(岩波文庫)のクルツは確かオルガニストなんだよね。
 ちょっとシュバイツアーに似てるかなって思うけど、全然ちがう。
 実在のモデルはいるのかな。
 いま手元にないので正確に写せないが、
 「土人の目から白人の文明を見ると、あたかも神のように見えるだろう」
 というクルツの発想が、書いてある部分がある。
 ここは読み落としちゃいけないよ。
 そして・・・
 「よろしく、彼ら野蛮人を撲滅すべし!」(だったけ?)
 実際、スペイン人が南米を征服したときに、初めて文明人に遭遇した当時の土人は神だと勘違いしたとか。

 112 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 22:30:36 ID:I3cAQNJU
 ・・・続き
 要するにクルツは「神」になろうとしてたんだな。
 (ここまで書かなくてもわかるだろうけど、念のため)

 113 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/22(月) 22:52:29 ID:Et+wAtGN
 >>98
 立花が言っていたのはラオスじゃなくてカンボジアだった
 別の本で東北部カンボジアの少数民族になんか工作していた、というのを見たこともある
 ラオスのモン族と平地人を対立させたり
 ベトナムでは特殊部隊を少数民族から構成したり
 今のイラクのクルド人みたいに微妙な位置にある少数民族をまず味方につけるのは
 CIAの十八番なのかもしれない

 115 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/23(火) 00:49:24 ID:iaaAiqIO
 この映画を観て、難しく考える必要はなにも無い。
 これは戦友の言葉を越えた友情の絆を描いた映画。
 誰も彼もがジャングルの中の戦争で気が狂っている。
 カーツもまた普通の人間であるがゆえに精神を病んでしまった。
 ウイラードはこの男を哀れに思い、ひと思いに殺してやる。
 戦場で瀕死の重傷を負った哀れな戦友をなるべく苦しみが続かないようにとどめを刺してやる優しいウイラード。
 それだけの映画だ。
 メコン川とオハイオ川で繋がっているんだよ。カーツとウイラードは。

 118 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/23(火) 11:33:15 ID:aXBDGT0s
 >>115
 おれもだいたいそんな風に解釈してる。
 カーツは、ウィラードの目的ではあったがベトナム戦争そのものではない。
 ベトナム戦争の中の一つの狂気に過ぎないんだと思うよ。
 そしてまた、ウィラードもあの世界では狂気に身を委ねないと生きてゆけないと悟ったのではないだろうか。
 だからラストは
 「さあ、おれも狂気を受け入れたぞ。おれの狂気はお前の死だ」
 ということなのではないかと思う。

 119 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/24(水) 10:03:23 ID:pABQLCpg
 黒澤 明がこの映画観たかどうか分からんけど、感想を聞きたかった

 120 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/24(水) 10:17:58 ID:z1MuwGoa
 黒澤はジョン・ミリアスを「ありゃ駄目だ」と完全否定してたよ。
 地獄の黙示録を見てそう言ったんじゃないけどね。
 なんでも、ミリアスは黒澤に面と向かって
 「あなたは乃木大将の生まれ変わりだ」とかなんとか言って
 (東郷だったかも。なにしろ有名な将軍の名前を挙げていた)
 黒澤を呆れさせてしまったらしいのだ。

 123 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/24(水) 23:03:46 ID:eJiX+GZn
 黒澤はこれ見てるよ。
 ワルキューレのシーンを「戦場の匂いまでしてくるよう」と褒めた。
 ラストはお気に召さなかったらしく「恐怖だ・・・ってのは気取りすぎだね。怖い・・・でいいだろうに」と貶した。

 124 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/25(木) 00:01:06 ID:x+nmaRs7
 それはどっちかと言うと字幕制作者の問題かな。

 130 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/25(木) 20:48:51 ID:qUKgm72d
 ブランドは演技してたというより巨体まるめてセリフうなってた印象しかないよ

 131 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/25(木) 21:19:00 ID:gvLq94kl
 プニプニ
 貫禄に満ちた演技をしてたよブランドは

 132 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/26(金) 06:39:04 ID:M9qIiCnb
 マンゴーでもくってろデブ

 133 :無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/26(金) 14:06:31 ID:d/X+bH0I
 >>132はこの映画の評論として世界最強!
 朝から怒っているとは、いやはや大変なんだな…とは思うが。

☆こんな面白い議論をしている『2ちゃんねる』が消え去るようなことは【文化喪失】だと思う。
議論が盛んな2006年5月22日は月曜である・・・^^;
お前ら、仕事はないんか!? しかも、朝もはよから・・・^^;
・・・勉強になります^^
            (2007/01/16)


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